日本一の秘湯とも称される、秋田県の乳頭温泉郷。 その中でも特に有名な「鶴の湯」ですが、実はそこから少し手前に、もうひとつの隠れ家があるのをご存知ですか?
それが今回ご紹介する「鶴の湯 別館(山の宿)」です。

本館の混雑を避けてゆっくり食事を楽しみたい方や、モダンで快適な空間で秘湯の情緒を味わいたい方に絶好のスポット。今回は、ここでしか味わえない名物ランチ「山の芋鍋定食」をご紹介します!
木の温もりに包まれる「囲炉裏」の空間
別館の扉を開けると、そこは木の香りが漂う温かい空間。 古民家風の造りで、食事処には囲炉裏(いろり)が切られています。

外の凛とした冷気とは対照的に、パチパチと燃える炭火の暖かさにホッと一息。 「あぁ、東北に来たんだな」 そんな旅情を一気に高めてくれる雰囲気です。
これぞ秋田の味!名物「山の芋鍋」の実力
席に着き、迷わず注文したのは「山の芋鍋定食」。 鶴の湯といえばこの鍋!と言われるほどの看板メニューです。
運ばれてきたお膳を見て、まずそのボリュームに驚きます。 そして主役の鍋からは、味噌仕立てのいい香りが……。

まるで淡雪?驚きの食感
「山の芋」と聞いて、普通の里芋や長芋を想像していませんか? ここのお鍋は、すりおろした山の芋を団子状にして煮込んでいるのが最大の特徴です。
レンゲですくって口に入れると…… 「ふわっ、とろっ、もちっ」 今まで食べたことのない、不思議で優しい食感!
つなぎをほとんど使わずに丸められた山の芋は、箸で持ち上げられるほど弾力があるのに、口の中で味噌スープと一緒に優しくほどけます。
身体の芯まで染みる「味噌スープ」
ベースとなるのは、少し甘めの自家製味噌のスープ。 キノコやネギ、豚肉などの具材の旨味がたっぷり溶け出していて、一口飲むごとに「はぁ〜」と幸せなため息が出てしまいます。 寒い季節や、温泉に入った後の身体に、この塩分と温かさが五臓六腑に染み渡るんです。
脇を固める「山のごちそう」たち

定食の魅力は鍋だけではありません。 脇を固める小鉢たちも、秋田の豊かな自然を感じさせてくれます。
- 岩魚(イワナ)の塩焼き(または甘露煮など): 川魚の香ばしさがたまりません。囲炉裏でじっくり焼かれた魚は、頭から食べられるほどホクホク。
※焼き上がりに約20分ほど時間がかかり出された時にはおいしそうですぐに食べてしまい写真を撮り忘れてしまいました… - 季節の山菜・きのこ: ゼンマイやワラビなど、その土地で採れた山の幸の煮物は、素朴ながらも滋味深い味わいです。
- いぶりがっこ: 秋田といえばこれ!燻製の香りが食欲をそそり、ご飯が止まらなくなります。
心も体もリセットされるランチタイム
食べ終わる頃には、お腹はいっぱい、体はポカポカ。 ただ空腹を満たすだけでなく、秋田の風土そのものをいただいたような満足感があります。
乳頭温泉郷へ行くなら、温泉巡りの合間にぜひ「鶴の湯別館」の山の芋鍋を味わってみてください。 雪深い山奥で食べる温かいお鍋は、きっと忘れられない旅の思い出になりますよ。
鶴の湯本館ではランチの予約を受けていませんが、こちらの「鶴の湯別館」ではランチの予約を受け付けているためランチで山の芋鍋定食を食べたいなら、「鶴の湯別館」に予約して行くのがオススメ。
温泉入浴は宿泊者のみなので、日帰り入浴する際は本館への移動が必要になります。
鶴の湯別館(山の宿)
- アクセス:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
- ランチ営業時間:11:00~14:00頃(※季節や状況により変更の場合あり)
- おすすめメニュー:山の芋鍋定食、岩魚の塩焼き
- 注意点:人気店のため、特にお昼時は早めの到着がおすすめです!
- URL:https://www.tsurunoyu.com/FONDMENT/y-annai.html
