皆さんは「三県境」という言葉を聞いたことがありますか? その名の通り、3つの県の境界が1点に集まる場所のこと。日本全国に三県境は40箇所以上ありますが、そのほとんどは山の頂上や川の真ん中にあり、気軽に行くことはできません。

しかし、日本で唯一、「平地にあり、歩いて行ける三県境」が関東にあるんです。今回は、栃木県、群馬県、埼玉県を数秒で行き来できる、不思議でノスタルジックなスポットをご紹介します。
「道の駅 かぞわたらせ」から歩いて5分ほどの場所に「三県境」があります。


どこにあるの?その意外な正体

この三県境は、以下の3つの自治体が接する場所に位置しています。

  • 栃木県栃木市(藤岡町)
  • 群馬県板倉町
  • 埼玉県加須市(北川辺町)

もともとは渡良瀬川の中にあった境界線ですが、明治から大正にかけての治水工事によって周囲が陸地化され、現在の「田んぼの真ん中」という珍しい姿になりました。かつては隠れた迷所(?)でしたが、有志の方々の整備により、今では立派な観光スポットとして愛されています。

「3秒で3県制覇」の楽しみ方

現地に到着すると、整備されたコンクリートの土台に、各県を指し示すプレートが設置されています。

  • 記念撮影の鉄板ポーズ: 境界線の中心に立ち、手足をそれぞれの県に伸ばして「3県同時タッチ」!
  • 瞬間移動ごっこ: 「今、栃木!次は群馬!はい、埼玉!」とジャンプするだけで、あっという間に関東縦断気分が味わえます。
  • スタンプ台と記帳: 現地には訪問記念のスタンプや、旅の思い出を綴るノートも用意されています。他の旅人のコメントを読むのもまた一興です。

周辺の「道の駅」も見逃せない

ここには三県境グッズ(クリアファイルやステッカーなど)が充実しており、散策の拠点にぴったり。展望台からは広大な「渡良瀬遊水地」を一望でき、天気の良い日はサイクリングも最高に気持ちいいですよ。

「名人」が打つ本格派の二八蕎麦

ここの最大の特徴は、施設内で職人が打つ本格手打ちの二八蕎麦であることです。

  • こだわり: そば道段位認定を受けた名人が所属する愛好会の指導を受けた職人たちが、毎朝打ち立てを提供しています。
  • 食感・香り: 手打ちならではの強いコシと、鼻に抜ける蕎麦の香りが楽しめます。「道の駅の食堂」というカジュアルなイメージを良い意味で裏切る本格派です。

おすすめメニュー

  • 蕎麦セット: ざる蕎麦に「ミニかき揚げ丼」や「ミニ天丼」、「ミニ焼肉丼」が付くボリューム満点のセットが人気です。
  • なまずの天ぷら: この地域ならではの珍しいメニューとして「なまず天」があります。淡白でふっくらとした白身は蕎麦との相性も良く、ブロガーとしての「ネタ」にも最適です。
  • ニラそば: 少し変わり種を楽しみたい方に支持されています。

施設情報(さくら食堂)

  • 営業時間: 10:30〜15:00(L.O. 14:30)
  • 定休日: 木曜日
  • アクセス: 三県境から徒歩約5〜7分

訪れる際の注意点

  • アクセス: 東武日光線「柳生駅」から徒歩約7分。電車でのアクセスが非常に良いのも魅力です。車の場合は道の駅の駐車場を利用しましょう。
    土日祝日は非常に混んでいてなかなか駐車スペースを確保することが困難です。
  • マナー: 周囲はのどかな農地です。農作業の邪魔にならないよう、静かに楽しみましょう。

日常のすぐ隣にある「境界線」

地図の上ではただの線に過ぎない県境ですが、実際にその場に立ってみると、不思議とワクワクしてくるから不思議です。

大掛かりな登山装備も、船もいりません。スニーカー一足で楽しめる「日本唯一」の体験。次の週末、日常をちょっとはみ出して、三県境まで「境界線またぎ」に出かけてみませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA